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2015/12/14

柄ラボ最終回

発売中のハツキスに「柄ラボ」の最終回が載っています。
(「柄ラボ」紹介ページこちらです→★★★

最終回ということで、少し多めの6ページ。
今までにこの連載で何度か想い出の柄について描いたことがありましたが、今回は最後なので「想い出の柄 漫画編」です。

そんなわけで悩みに悩んで昭和時代の5作品の大人気漫画に出てくる柄について描かせていただきました。
あんな柄やこんな柄、みんなが知っている柄が出てきます。
自分にとっては体に染み込んでいるような作品ばかりです。

この「想い出の柄 漫画編」は、尊敬してやまない先生方、担当編集のみなさまに、ご快諾、ご協力をいただいて実現することができました。
本当にありがとうございます。

* * *

今回紹介させていただいた5作品の中に「ゲゲゲの鬼太郎」があります。
みなさまご存知のとおり、水木しげる先生は先月逝去されました。
わたしが今回の原稿を提出して程なくのことでした。
自分は単なる同業者のハシクレで、いち読者で、水木先生とはまったく接点もありません。
水木先生は遠い遠い方です。
だからここにわたしが何か書くのもおかしな話なのですがひとつだけ‥。

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これは数年前の単行本の著者近況です。
「うさぎドロップ」の映画化の準備と、アニメ化が本決まりになっていった時期。
公私ともにあわただしい日々でした。
あのとき「ゲゲゲの女房」という作品があったから、わたしはなんとか立っていられたのだと思います。
これはもう、ずっと、はっきりと、そう思っています。

水木先生の御冥福を心よりお祈り申し上げます。


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2015/12/01

ゆうきまさみ先生画業35周年企画

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ゆうきまさみ先生画業35周年企画で「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」トリビュート読切を描かせていただきました。
発売中の『月刊!スピリッツ』に掲載されています。

ゆうき先生の影響を受けている自覚はしっかりあったのですが、このような形で向き合ってみたら思っていた以上でした。
わたしもゆうき先生みたいな線が描きたい!っていうのはデビューしたころから常に頭にありますが…。

ゆうき先生の作品との出会いは「ヤマトタケルの冒険」の第1話。
たまたま家にあった雑誌に掲載されていました。
自分がそれまでに読んだ事のないタイプの漫画で、友達にもうまく説明ができなくて、とにかくひとりでその第1話をくりかえし読みました。
主人公ヲウスがポップなかんじでお父さんに殴られ、そしてすぐさまやり返すという小さい数コマが特に好きで、よくながめていたものです。
それが小4ぐらいの頃。
そして40代になった今も「白暮のクロニクル」に熱くなり「でぃす×こみ」のお兄ちゃんにあこがれています。

そんなわけで、ゆうき先生のことは「尊敬」や「あこがれ」だけでは言い表せないのです。
なんだろう…ありがたさ??
育てていただいたかんじ???

だから今回のこの読切は、自分にとって、それはもう大事件です。
できるかぎりのことはやったつもりです。

読んで下さったみなさまに楽しんでいただけたらうれしいです。

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