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2008/12/22

まんが家泣かせ

デビューしたときにヤングアニマル編集部にいただいたトレース台(うつし絵とかできる光る箱のことです)が、まる10年使ったらとうとうオシャカになり新しいのを買いました。
明るさ調整できるニクいやつです。
見た目もスマート。
でも!

Cocolog_oekaki_2008_12_22_06_06

絵にしたときに、トレース台に見えるのはどう考えても上のレトロなほう…。
こういうことってよくあります。
携帯電話もテレビもパソコンも、今のデジタルものはみんなスッキリとしてスマートで…使う分にはわたしはスッキリしたもののほうが好きなのですが、絵にすると全部「なんかうすい箱」になってしまうのです…。
漫画家としてはつらいです。
描くこと自体はラクなんだけど…。
そんなわけで、実際よりちょっと古っぽい感じのものを描くこともしばしば。
そうしないと伝わらないような気がします。


古いほうのトレース台に付属していたマットは現役続行です。
あれ以上手にしっくりくるマットが見つかりません…。
カッチカチの固いところで絵を描いていると手がつかれるので、わたしはいつもこのマットの上で絵をかきます。えんぴつのときもペン入れのときも。
使い続けたトレース台を手放すのはちょっとさみしいけど、うすよごれたマットはまだ机にあるのでなんか安心です。

ていうか、アニマルでデビューのときってほんとは当時ファックスがいただけたのですが…、当時の担当編集さんとの会話。↓
「あなたはすでにファックス持ってるから、何か別のものにしましょう。トレース台とかどうですか?」
「トレース台ってなんですか?」

あのときトレース台とやらをいただいていなかったら…。
わたしはずっとこのべんりな光る箱を知らずに三重県でひとりこそこそと能率悪いまま漫画を描いていたのかもしれません。
ちょっと怖いのと、担当さんにすごく感謝…。

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